決勝戦は大会の都合上、2日後に行われるコトになった。
大会までの練習は、猶予が少しだけ着く。
「……しい、準備して帰るぞ」
「うん。ちょっと待って」
荷物をまとめて帰る準備をしていると……。
「佐伯」と中嶋くんが声をかけてきた。
「……中嶋」
佐伯くんの顔が少しだけ強張ったのがわかった。
そしてあたしの手をぎゅっと握ってくる。
「ようやく決勝だな。これでどっちが強いか証明できる」
「……おまえになんて、絶対負けない」
メニュー
メニュー
この作品の感想を3つまで選択できます。
読み込み中…