「……大丈夫、だよね??」


「……ああ。おまえはなにも心配するな」


「……うん」


「オレはアイツのチームに絶対勝つ。……優勝して、全国大会への道を、オレが手にするんだ。必ず」





力強く、佐伯くんは手を握ってくれた。
佐伯くんが始めてインターハイを目指したいと、そう言っていた時のコトを思い出した。




「……おまえを必ず、インターハイへ連れて行ってやる。約束する」




何度も、そう言ってくれた。
だからあたしも、信じてついていこうって、決めたんだ。