「……べつに過去は過去だから。オレが見てるのは、おまえとの゙今゙だから」


「佐伯くん……」


「過去になにかがあったとしても、今のオレには関係ねぇよ。大事なのは、今だから。……おまえとの約束を守る。それが今のオレの、役目だと思ってる」


「……うん。ありがとう」



あたしも佐伯くんの彼女として、そしてバスケ部のマネージャーとして、しっかりと佐伯くんを支えていきたい。
必ず佐伯くんなら、インターハイの夢、叶えてくれると信じて。