シャワーを上がり服を着替えて部屋に戻ると、しいが起きていた。 「……悪い。起こしちゃったか??」 「ううん……寝ちゃっててごめん」 「……気にするな」 オレはタオルで髪の毛をふきながら、ベッドに腰掛けた。 しいの頭を撫でると、しいは嬉しそうに笑っていた。 「……カラダ、大丈夫か??」 「うん。大丈夫」 「ツラかったら、ちゃんと言えよ??」 「うん。ありがとう」 「……水、飲んでもいいぞ」 「ありがとう」