「………これなら、見れる??」 ゆっくりを目を開くと、目の前に見える佐伯くんの顔が、とても近くにあった。 思わず吸い込まれそうなくらい、キレイな瞳だった。 「……こ、これなら、だいじょぶ………かも………」 恥ずかしさや不安は消えてないけど、それを和らげようしてくれる佐伯くんを、とてもうれしく思った。 佐伯くんは、あたしの髪をやさし撫でてくれて、不安をかき消そうとしてくれた。 「………佐伯くん、ありがと………」