シュッ!!シュッ!! ダンッ……!! ピピーッ………!! そして前半が終わった頃には、勢いのままに点差を広げていて、勝利の一歩が見えていた。 どんどん近付いている。 「マネージャー、タオル」 「はいっ!!」 「いいぞ、おまえら、その調子だ!!特に佐伯と上原、おまえら良いコンビネーションしてる。……だがまだ油断はするな。気を抜けばすぐ追いつかれるぞ‼」 「「「はいっ!!!!」」」 早乙女先生も、少しだけ嬉しそうだった。