「……なぁ、椎奈」 「なーにっ??」 「……オレ、必ずおまえをインターハイに連れて行くから」 「うんっ。応援、してるよ」 「……もし負けそうになったら、おまえの声でオレにエールを送ってくれ」 「分かった。でも、そんなコト言わないで??佐伯くんなら、必ず連れてってくれるって信じてるから」 「……悪い。そんなコト、言って」 「ううん。自信持って‼佐伯くんなら、出来るよきっとっ‼」 「……ああ、ありがとう、椎奈」 佐伯くんは、優しく微笑んでくれた。