「うんっ!!だからお願いします!!」
「……はぁ、しょうがないわね。わかったわ」
「ほんとっ!?ありがとう奈津美ちゃん!!」
「あとでクレープだからね」
「はーい」
あたしは佐伯くんに会いたいが一心で体育館へと走った。
"きゃああああ!!"
体育館から聞こえてくる黄色い声援に、あたしのドキドキは増していく。
体育館の中に入ると、ちょうど佐伯くんがドリブルしながらゴールをしようとしている所だった。
―――キュンッ。
ああ、やっぱりカッコイイなぁ佐伯くん。
バスケしてる姿も絵になるっ!!
ジャージ姿がたまらなくカッコイイし、バスケしてる姿もたまらなくカッコイイ。
