〜〜侑佑Side〜〜



「……アンタを、インターハイに連れてってやる」



あの言葉を伝えた日からオレは、必ずインターハイに行くと、そう心に固く決めた。
あの時のユメをもう一度叶えるために。




「……うんっ。連れてって、インターハイ。あたし全力で応援するっ」
そう言って笑ってくれた、アイツのためにも。
アイツの笑顔が、何よりオレにとっての………。




その日からオレはバスケの練習に打ち込んだ。
朝練や昼休み、そして放課後も。
………アイツのために、アイツの笑った顔が見たくて、必死で練習した。


バスケが大好きだって改めて思わせてくれたのは、正真正銘アイツだからだ。