「……ここで諦めたら試合終了だって、よく言うしな」 「そうだよ!!諦めたら、そこで終わっちゃうよ??」 「……ああ」 「あたし、全力で応援する!!全力で佐伯くんのそばにいるからっ!!」 あたしは佐伯くんにガッツポーズをしながら笑った。 「……ありがとな」 「えっ??……!?」 佐伯くんは一言そう呟くと、あたしを抱きしめた。 どっ、どうしようー!! 佐伯くんに抱きしめられてるー!! やっ、ヤバイよー!! ドキドキが止まらないー!!