「もうっ……奈津美ちゃんが言うと冗談に聞こえないよぉ」
「そう??アンタが冗談通じないだけよ」
「奈津美ちゃんの意地悪ー」
「アンタは素直なところがカワイイわよ。元気で素直なところが、アンタのいいところだしね」
「ありがとう」
そしてあたしは、昼休みまで佐伯くんのところに行かずに我慢した。
ちなみに奈津美ちゃんとずっと遊んでた。
「奈津美ちゃん、あたし自販機でジュース買ってくるねっ!!」
「あたしオレンジジュース」
「ええっ!?」
「……冗談よ」
「なーんだ。冗談か」
「でもほんとに飲みたい」
「……わかったよー」



