「……大丈夫??」
「えっ??」
―――ええっ!?
ウソッ……!!
「……危ないから気を付けなよ。ケガしたらどうすんの」
「あっ……うん。ごめんなさい。ありがとう」
どうやら佐伯くんがあたしのカラダを支えてくれたおかげで、ケガをしなくて済んだみたい。
ほんとによかった……。
「……次から気を付けなよ。アンタ危なっかしいんだから」
「うん。ありがとう、佐伯くん」
「……べつに。ていうかアンタって、ほんとにおっちょこちょいだね」
「……ごめんなさい」
まさかあんなとこで転ぶとかは、さすがにあたしも思ってなかった。
はぁっ……。



