「相変わらずデカイなここの家は………。あいつは会社におるからほとんど住んでおらんというのに。」
「いや、山岸家もだいぶ大きいけど……。」
私とお祖父様がいるのは秋本家の本家。
本社オフィスから割と近い場所にあって、今は会長しか住んでいないそう。
その会長もほとんどオフィスにいるから別荘みたいになっている。
お母様たちは学園長が住まう屋敷にいることが多くて、本家は半分くらいの割合でしかいないみたい。
「ユリ?遅かったな。」
通されたサロンで待っていると、私服を着た誠一郎お祖父様がいらっしゃった。
お祖父様が私服着ているの初めて見た………。
スーツを着ているよりずいぶん若く見える気がする。
と言っても、もともと若く見えるんだけど。
「お久しぶりです。山岸家で少し長居したかもしれないです。」
病院で会った時以来かな。
あの後海外に出張行ってたみたいだし。
「じゃあ、辰彦のせいだな?」
ギロッと辰彦お祖父様の方を睨んだ。
「いや、別にそういうつもりでは………。」
「さすがユリ。優しいのう………。そんな強面じゃユリに引かれるぞ。」
…………肉親であるお祖父様たちに挟まれてタジタジになってしまった私。
………誰でもいいから助けて………
「いや、山岸家もだいぶ大きいけど……。」
私とお祖父様がいるのは秋本家の本家。
本社オフィスから割と近い場所にあって、今は会長しか住んでいないそう。
その会長もほとんどオフィスにいるから別荘みたいになっている。
お母様たちは学園長が住まう屋敷にいることが多くて、本家は半分くらいの割合でしかいないみたい。
「ユリ?遅かったな。」
通されたサロンで待っていると、私服を着た誠一郎お祖父様がいらっしゃった。
お祖父様が私服着ているの初めて見た………。
スーツを着ているよりずいぶん若く見える気がする。
と言っても、もともと若く見えるんだけど。
「お久しぶりです。山岸家で少し長居したかもしれないです。」
病院で会った時以来かな。
あの後海外に出張行ってたみたいだし。
「じゃあ、辰彦のせいだな?」
ギロッと辰彦お祖父様の方を睨んだ。
「いや、別にそういうつもりでは………。」
「さすがユリ。優しいのう………。そんな強面じゃユリに引かれるぞ。」
…………肉親であるお祖父様たちに挟まれてタジタジになってしまった私。
………誰でもいいから助けて………

