翌日。
私は起きて自分の姿に絶句した。
上半身着てない………
しかも葵に抱きついているし………
「起きたか、ユリ?」
「おはよう………。葵はもう起きてたの?」
「起きてたっていうか………。寝れるわけねえだろ、胸が直に当たってるんだから。」
そう言って揉み始めた………
「くすぐったい………やめて………。」
自分の声がおかしくなった気がした。
「2人とも朝から元気じゃのう………。」
「「え………!?」」
2人同時に声の主を見れば……
「お、お祖父様とお母様とお父様………。来るの早いですね?」
「そうじゃな、居ても立っても居られなかったわい。」
「病人に盛るな葵。」
笑ってはいるけど目が全く笑っていないお父様。
葵がなんとか背にして私を隠してくれた。
「すいません………。」
そういう葵だけど反省の色はない。
「………わしも奈々子と白昼堂々やっていたから文句は言えんわ。様子を見に来ただけじゃ。
退院したらまた呼び出すからそのつもりでいなさい。では邪魔者は退散いたしましょう。」
お父様はお母様の腰に手を回し、お祖父様は丁寧に礼をして帰って行った。
朝から騒がしいな……
葵と2人でため息をついていた。
私は起きて自分の姿に絶句した。
上半身着てない………
しかも葵に抱きついているし………
「起きたか、ユリ?」
「おはよう………。葵はもう起きてたの?」
「起きてたっていうか………。寝れるわけねえだろ、胸が直に当たってるんだから。」
そう言って揉み始めた………
「くすぐったい………やめて………。」
自分の声がおかしくなった気がした。
「2人とも朝から元気じゃのう………。」
「「え………!?」」
2人同時に声の主を見れば……
「お、お祖父様とお母様とお父様………。来るの早いですね?」
「そうじゃな、居ても立っても居られなかったわい。」
「病人に盛るな葵。」
笑ってはいるけど目が全く笑っていないお父様。
葵がなんとか背にして私を隠してくれた。
「すいません………。」
そういう葵だけど反省の色はない。
「………わしも奈々子と白昼堂々やっていたから文句は言えんわ。様子を見に来ただけじゃ。
退院したらまた呼び出すからそのつもりでいなさい。では邪魔者は退散いたしましょう。」
お父様はお母様の腰に手を回し、お祖父様は丁寧に礼をして帰って行った。
朝から騒がしいな……
葵と2人でため息をついていた。