さて、私たちはパーティーの会場へ向かった。
学園からは少し離れたところにあるので旅館に泊まるそう。
「で、どういうパーティーなの?」
「なんだったけ?実は私もパーティーに出るの2回目なんだよね。」
浅井家主催で夏菜の14歳の誕生日に開いたパーティーに参加したんだって。
「未来を担う若者を集めた親睦会みたいなもの。
学園のやつらは学園長が情報統制して、パーティーがあることを知らないから来ないぞ。」
………それって大丈夫なの?
「心配するな。月一回程度で行われているやつだから。」
あまり安心できないからこの件は目を瞑ろう。
「で、私はどうして連れてこられたの?夏菜は浅井家令嬢だから納得できるけど。」
首をすこしかしげながら夏菜を見るとかなりあきれた目をされた。
「………あなた令嬢なの忘れてるわね。広大さんからユリの付き添いがてら参加するように言われたのよ。
今回のやつはパーティー初心者でも大丈夫だからって。」
広大さんからってことはお祖父様の意志………
これは少しプレッシャーを感じるかも………
「ユリ、会長の孫であることは言うべきだと広大さんが言っていた。」
「真理亜様も……ユリに味方するって言っていたんでしょう?」
「………分かったわ。素性を聞かれたらそれとなく言ってみるわ………。」
まだまだ会場は遠いのに肩に重荷を乗せられた気がした。
学園からは少し離れたところにあるので旅館に泊まるそう。
「で、どういうパーティーなの?」
「なんだったけ?実は私もパーティーに出るの2回目なんだよね。」
浅井家主催で夏菜の14歳の誕生日に開いたパーティーに参加したんだって。
「未来を担う若者を集めた親睦会みたいなもの。
学園のやつらは学園長が情報統制して、パーティーがあることを知らないから来ないぞ。」
………それって大丈夫なの?
「心配するな。月一回程度で行われているやつだから。」
あまり安心できないからこの件は目を瞑ろう。
「で、私はどうして連れてこられたの?夏菜は浅井家令嬢だから納得できるけど。」
首をすこしかしげながら夏菜を見るとかなりあきれた目をされた。
「………あなた令嬢なの忘れてるわね。広大さんからユリの付き添いがてら参加するように言われたのよ。
今回のやつはパーティー初心者でも大丈夫だからって。」
広大さんからってことはお祖父様の意志………
これは少しプレッシャーを感じるかも………
「ユリ、会長の孫であることは言うべきだと広大さんが言っていた。」
「真理亜様も……ユリに味方するって言っていたんでしょう?」
「………分かったわ。素性を聞かれたらそれとなく言ってみるわ………。」
まだまだ会場は遠いのに肩に重荷を乗せられた気がした。

