「ユリ、行ってらっしゃい。」
支度が終わったので挨拶をしに真理亜様の部屋に伺った。
「行ってまいります。お姉様はどうなさるおつもりですか?」
「私は学園に残るわ。………私がいないと動向が読めないでしょう?」
苦笑いをしながら冗談混じりで話した。
「………そうですね。それと、お姉様は婚約の話はどうなさるつもりですか?」
一応聞いておかないとこれからの対応ができない。
「………私は……だから構わないわ。でもここ以外では今まで通りがいいのよね?」
「………そうしてほしいです。全てを片付けるまで。」
真理亜様は私に近づき手を出した。
「はい、握手。………長年の因縁に巻き込まれるのはもうたくさんね。」
真理亜様の言葉は現実味を帯びている。
「ユリ、浅井が来たから行くぞ。………真理亜、そろそろいいよな?」
「ええ。ユリとお幸せに。」
「お前もな。………楽しめよ?」
なんだろうこの会話。
付き合う気はなかった2人だからこんなにあっさりとしているのかな。
「その分だとユリと和解したのかしら?………前泣かせてしまったから。」
そうだ、警戒心をなくして………計画がばれてしまう………。
「その点についてはいずれ分かる。」
今の真理亜様なら味方になってくれるはず。
………たまには信じてもいいですか、お姉様?
支度が終わったので挨拶をしに真理亜様の部屋に伺った。
「行ってまいります。お姉様はどうなさるおつもりですか?」
「私は学園に残るわ。………私がいないと動向が読めないでしょう?」
苦笑いをしながら冗談混じりで話した。
「………そうですね。それと、お姉様は婚約の話はどうなさるつもりですか?」
一応聞いておかないとこれからの対応ができない。
「………私は……だから構わないわ。でもここ以外では今まで通りがいいのよね?」
「………そうしてほしいです。全てを片付けるまで。」
真理亜様は私に近づき手を出した。
「はい、握手。………長年の因縁に巻き込まれるのはもうたくさんね。」
真理亜様の言葉は現実味を帯びている。
「ユリ、浅井が来たから行くぞ。………真理亜、そろそろいいよな?」
「ええ。ユリとお幸せに。」
「お前もな。………楽しめよ?」
なんだろうこの会話。
付き合う気はなかった2人だからこんなにあっさりとしているのかな。
「その分だとユリと和解したのかしら?………前泣かせてしまったから。」
そうだ、警戒心をなくして………計画がばれてしまう………。
「その点についてはいずれ分かる。」
今の真理亜様なら味方になってくれるはず。
………たまには信じてもいいですか、お姉様?