「……ょぱい」


流れ落ちたものが唇に触れ、私の舌を感じさせた。




止まらない涙

溢れ出して携帯画面を濡らす。



「痛い。……痛いよ」



胸の奥がズキッと傷んで苦しい。


「何がしたかったんだろう。…私」


少なくなったアドレスを見つめるたびに、なぜか胸が苦しくなる。


コタツの熱に肺がやられただけかも?…なんて訳分かんないこと思って笑ってしまう私は、どうかしている。


身体を更に丸め何も考えないようにしようとしたら、熱を含んだ埃に息苦しさを感じ、コタツから顔を出した。