「一緒に住む上で、4つ約束をしよう」
それに涙目で頷く日和は昔と変わらず、あまりにも可愛くて、愛しくて――。
本当は、4つめの約束を口にする事が出来なかったんだ。
それは、日和の幸せを願う自分なりの警告のつもりだった。
だけど、再会した日和はやっぱり大好きな日和のまま。
好きにならないはずがなかったんだ。
『4つめは、お互いに恋愛感情を抱かないこと。抱いてしまった場合は、ルームシェアは解消すること』
気持ちを伝えなくてもいいから、それでも傍にいられたらと――その約束は口に出さずに飲み込んでしまった。
まさかそんな女々しい事を考えていたなんて……。
「……今更そんなこと教えられるかっつーの」
これがキミに恋した俺の、最後の秘めごと。

