「なあ?どうしたら信用してくれんの?どうしたら、俺の彼女になってくれる?なあ、明優は何を望んでるんだ?どうしたら、由奈のことが好きじゃないって証明できる?」



最近、聖也には抱かれていない。



でも、お姉ちゃんと別れた時の聖也は毎日に近いほど私に身体を求めた。




愛のない行為。ただ、聖也の気持ちを晴らすためだけの行為だった。






聖也にはわかんないよね…?



終わった後、一人で帰る道で私がどれだけ泣いたか。



もう、用済みだって言われてるみたいで悲しかったんだよ?




それを今更彼女なんて、本当によくわからないよ…。





「いっぱい泣いたんだよ…?」





私が話し始めると、聖也の腕の力がまた強まった気がした。






「終わった後の帰り道で…もう、お前は用がないって言われてるみたいで…悲しくて一杯泣いたの…」





辛かった。




大好きな人にそんなことされて平気な人なんて世の中探しても多くはいないと思う。