"ごめんなさい" ただそれだけなのに、それすら言葉に出来なくて、私はそのまま天井の模様を眺めてた。 みんなの方なんて向けない。 だって私が悪いから。 「おばさんもおじさんも疲れてますよね?明優には俺ついてますから、休んで下さい」 えっ…? 「そうね…じゃあお言葉に甘えて…明優、また明日くるから」 そういうと、お母さんたちが出て行った。 すると、途端に訪れる静寂。 緊張と不安で心臓の音が大きくなる。