「んっ…」 薄っすらと目を開けると、人工的な真っ白い明かりが目に入った。 それと同時にツンとした消毒液の匂いが鼻を掠める。 それだけで、ここが病院のベッドなんだと気づいた。 ゆっくり目を開けると 「明優!」 真っ先に聞こえてきたのは 「聖也…?」 無惨にも愛しい人の声だった…。