身代わり恋愛


「明優、帰ってたの?」


「うん…ただいま」



久しぶりに会話のやり取りをした気がする。



なんか、妙にギクシャクするなぁ。




「蓮くん良い人だな。良かったな由奈」




お母さんは顔を見合わせば、何かしら声をかけてくれる。



でも、お父さんは違う。




私の存在はまるで無視。



目が合おうが、リビングや風呂場ででくわそうが、直ぐに私から目を逸らすんだ。