手慣れた指先で更に快楽の海へと導いて行く。 「もぅ、むり」 「だから、ダメだって言ってんだろ?」 どんどん押し寄せる波にもう抗う術はない。 「もうこんなだ。そんなに早くイきたい?」 そんなことを言われ、顔がじわりじわりと熱くなるのを感じる。 「じゃあ、イくぞ」 途端に早くなる動きに、もうついていけない。 「んっ……あっ…ん」 一番快楽を感じられる瞬間に、彼は私の上で 「由奈っ…」 毎回、そう喘ぎ混じりに言葉を発するのだ。