身代わり恋愛


お姉ちゃんが彼氏を連れてきた時、私がその輪に入らず自分の部屋にこもった時以来だ。


そんなに悪いことをしたのかな…?


私は、ただ聖也に触れたかっただけなのに……。


もう、限界だ…。


「うっ……っふ…」


私の涙腺は崩壊した。


涙が溢れて止まらない。


「おっ…おい!明優…!」


聖也は急に泣き出した私に戸惑い、私の手を掴もうとする。


でも、私はその手を思いっきり払った。