「ふーん…」 「そんなこと、どうでもいいじゃん!早く、上がってよ」 部屋に入ると、少し緊張した。 そして、聖也が部屋に入ってカーペットの上に座ったことを確認して私は部屋のドアを閉めた。 「おばさんたちは…?」 「うん…。もう少しで帰ってくるよ…」 聖也が、お母さんたちの帰りを気にかけても私は気にしない。 落ち着かない様子で、私と目を合わせないようにしてても、気にしない。 だって…。 「うわ…。ちょっ、明優…!」 聖也がしてくれないなら、私が聖也にするもん。