「…んっ」 言われた通りの時間に聖也の家を訪ねると、決まって彼は深く唇をあわせてくる。 「まだまだだって」 そんな唇を受け入れるだけで精一杯な私に余裕な笑みでそんなことを言う。 そのまま、抱き上げられベッドに連れて行かれると、もう彼の思いのまま私は翻弄されていくのだ。 「んっ…ちょっ…待っ」 「ダメ、ちゃんと見て?俺のこと」 こうされるたび、毎回毎回考えるの。 お姉ちゃんにもこんなことしたの? って。