鈍感ガールと偽王子





「はい、おまたせ」



カタン、とテーブルの上にオムライスの乗った皿を置く。



これだけ?って感じだったから、一応サラダも作った。



…作ったっていうか、野菜切ったりちぎったりしただけですけども。



「おお!?ちゃんと巻かれている!」


「頑張りました!」



自分でもびっくりなことに、いつもは破れてご飯が出ちゃう卵が、今日は椎葉くんのもあたしのも、2回とも成功。



キレイなかたちのオムライスになった。



「うっわー、うまそう!いただきます!」


「どうぞー」



まず一口、パクッとオムライスを口に運んだ椎葉くん。




…考えてみたらあたし、男のひとに手料理ごちそうするなんて初めてだ。



「……ど、どう?」



おそるおそる、感想を求める。


不味いなんて言われたらすごいショックかも…。