鈍感ガールと偽王子







俺はこっそり心の中で息を吐いて、そして抱きしめる腕に力を入れた。






「来年も、再来年も、ずっと。初キスも初ハグも、美結だから」





「……照れますね」




「好きだよ」




「うひゃあああ」



「なんだようひゃあって」




「キュン死にしました!初キュン死にです!」



「……じゃあ来年も初キュン死には俺にしといて」



「なんか颯多くん甘い~!どうしたの?あたしをこれ以上キュンさせてどうする気!?」



「どうなんだろうな?」



「身の危険を感じました!離して!」


「だーめ」








……こうして。


新たな1年が、始まって。


甘い(?)夜が、更けていく。






番外編「初キス」 


*END*