鈍感ガールと偽王子




「…あたしも、好き!」



人生初告白。




「…よくできました」



「なんかむかつく…」





ふわふわと舞う雪の中。


嬉しそうに、安心したように笑う君が、輝いて、見えた。





「じゃ、もう一回」


「へ」



するりと壁と背中の間に入り込んできた手はぐっと腰を引き寄せて。




噛みつくように唐突に。


慈しむように優しく。



あたしの唇は、椎葉くんに塞がれた。