きっと僕の人生の中で最高の、一生色褪せることのないだろう瞬間がやってきた。

君の命の重みを、両腕に感じ、僕は誓ったんだ。

マシュマロみたいに柔らかで、甘い匂いのする君とママのこと、絶対に守って生きていこうって。

君のふにゃっと笑ったようなちっちゃな顔に、嬉しくて言葉にならない僕は息をのんだ。

僕を掴む、折れそうなほどに細い指。