6月………。 苦手だった梅雨の季節。 今は…… 少しだけ、好きになれる。 けれど……… 胸が張り裂けそうに…… 痛かった。 彼がいなくなった教室で…… 私は、初めて…気がついた。 私は…… 彼に居て欲しい。 いなくなって欲しくなど…ないのだと。