「頭…痛いな。」 暗くてじめじめとした部屋に数時間。 同じ姿勢のまま…座りつづければ、それはそうであろう。 うだうだ考えていても…… 仕方ない。 「気分転換にでもいくか。」 私は母が起きぬようそうっとリビングの傍を通過して…… 甘いスイーツを求めて、 外へと…… 飛び出した。