結局……、 最後まで読むことはなく。 私はここで……、パタリと日記を閉じた。 その代わりに、今度は私の日記を手に取ると……。 最後のページを開いた。 最後の日付けは5月24日、金曜日……。 土日と学校は休みだから、悠仁が今どうしてるかなんて…わからない。 書き足すことはできない。 そうしてる間に、 彼がいなくなることだって…… 有り得るのだ。