退屈になって大欠伸を決め込んだその時に。 部員達はビブスを着て…チームに分かれた。 「わ。試合するのかな。」 期待を膨らませるシンと…、 「へぇー、楽しそう。」 ……どうでもいい私。 けれどそれが、一変する瞬間が……待っていたのだった。 その……、数分前。 私は…まだ、気づかない。 私の時間と、 彼の時間とが…… 交差し始めた瞬間だった。