明日ここにいる君へ







退屈になって大欠伸を決め込んだその時に。



部員達はビブスを着て…チームに分かれた。





「わ。試合するのかな。」


期待を膨らませるシンと…、


「へぇー、楽しそう。」


……どうでもいい私。








けれどそれが、一変する瞬間が……待っていたのだった。








その……、数分前。
私は…まだ、気づかない。



私の時間と、





彼の時間とが……







交差し始めた瞬間だった。