………てゆか、ここ、何処……?
スッと脳が切り替えられたかの様に爽快になり、冷静に物事を察知出来た。
………逃げないと…
起き上がって地面に足をつこうとした。
でも、足に力が入らなくて無惨に倒れ込んだ。
またドアが音をたてて開いた。
「……大丈夫か」
『ひっ………』
入って来た人は、さっきの人とは違い、金髪に黒のメッシュを入れている人だった。
私の様子を見て、少し眉間に皺を寄せて私に近づいて来た。
それにハッとして座ったまま後退りした。
『来ないでっ………‼』
「………」
私の声を無視して私の背中と膝裏に手を回して軽々と持ち上げた。
そして、さっきのベッドの上に寝かされた。
怖くて体がふるえた。
前だって。
前も、ベッドだった。
私はその人を見ない様に腕を目の前にもってきた。
『ごめんなさいっ………
殴らないで……っ…』
そっと手に触れたのは、暖かい手だった。
「大丈夫だ…
ここの奴等はそんなんじゃねぇ……」
『っやぁ‼』
手を振り払ってベッドの上で後退する。
部屋の角にそって配置されたベッドに、接触された壁にあたった。
それで、ぎゅっと目を瞑った。
少しベッドが沈んだ。
ふわりと私を暖かいものが包んだ。

