幹部室に帰って来ると、遊優がパソコンのキーボードに突っ伏しながら寝ていた。 一番最初に帰って来たのは、俺か… そんな事を考えながら俺の部屋から毛布を持って来て掛けた。 どかっとソファに座って、じっと一点を見つめた。 風生とあいつが、いつも座っていたソファ。 その2人は今、別々の場所に居る。 『おにいちゃん』 ふと、昔のあいつの声が頭に響いた。 ふっと笑みが漏れる。 あいつの笑顔は、周囲の人間を和らげてた。