遊優side
「じゃぁ、夢羽の護衛は当番制で」
長く続いたこの話。
夢羽は大切だ。それは皆同じ。
あの笑顔をまた闇に堕ちいれる事はしない。
風生はソファから腰を上げて部屋を出ていき、多分隣の総長室に行った。
夢羽、大分1人にさせたかな。
少し心配になりながら風生が行くし、と思ってパソコンを、傘下に連絡を入れる為に起動させた。
バタバタと走り回る音がして、イラッとしながら何も言わず起動するのを待った。
70%……99%…
バタンっ‼
起動して、キーボードを打とうとしたら、息が上がっている風生がドアを半壊させていた。
キレそうになるのを抑えて、風生を見た。
真っ青になった風生の様子に不思議に思ったから。
「どうした?」
そう聞くと、風生はごくりと喉を鳴らせた後、口を開いた。
「夢羽が、居ねぇ………」
遊優side-END-

