「夢羽、そろそろ離れようか……」
魅憂がそんな事言うから悲しくなって魅憂を見上げると、赤面して顔を逸らされた。
「……夢羽、後ろ向いてみろ」
大鬼が頬を引き攣らせながらそう言うのを聞いて、素直に後ろを向く。
……
何もなかったかの様に視線を元に戻した。
一度見てしまったら、その鋭い視線に気づいてしまった。
……怖えー…
「……夢羽」
風生の低い声が聞こえて、びくりと肩を震わせて間を開けてギギギッとでもいいそうな首を回して見た。
……やっぱり、般若。
「来い」
風生が右手を差し出してくるから、それに左手を添えると、引っ張られた。
……いたーいよー…
ソファに倒れ込んだ私は体制を整えて座った。

