「全国統一をして、お前を危険な状態にさらさないようにする。 時間をかけてでも。 その間、あいつらの元に居れるか?」 そう聞いてくる風生の、“あいつ等”はきっと陽志疾達。 『やっぱり、陽志疾達も暴走族だったんだね』 夜猫を知っていて、あの倉庫にいるって事で大体は察しがついてた。 私がそう言うと、陽志疾は悲し気に微笑んだ。 風生に向き直って目を合わせる。