「……頭痛ぇ」 「透が愚痴るとか珍しいこと聞いた」 割と素で呟いた言葉に反応され、苦笑する。 俺だって愚痴くらい言う。 普段猫かぶって大人ぶってるだけだ。 「寝不足にこのテンションは辛い」 「流石の透も寝不足には勝てないか! 弱み発覚っ」 「いつ使うんだよ弱みって」 「いつかだよ!」 阿保かこいつ、と哀れんだ視線を向けたところで、漸く担任が教室にやって来た。