なんなの?さっきの仕返し?



早く、どっかいけ・・・っ




「ねぇ、君はさ、その笑顔本物?」




息が、つまる。



なんで、そんなこと言わなきゃならないの?




あなたには関係ないことだよね?





「人には、言えるけど、自分のことは言えないの?」





さっきまで、ゆるゆる話してたくせに



なんで、普通に話してんのっ





「ふふっ、成美さん、崩そうとしてるの見え見えですよぉ~。ウチ、他人にそんな失態見せませんよ?」





何年、この壁を作ってきたと思ってんの。




あんたら何かに、絶対崩させない。




「そろそろ、戻った方がいいんじゃないですかぁ?まさか仲間を、見捨てたりはしませんよね?」





挑発的に笑うウチに顔を歪ませる咲羽。




そんな顔、しないでよ。




「もう、こうやって追いかけてきたりしないでくださいねぇ?はっきり言って、迷惑」