教室に入ると、もう既にお昼の時間らしい。
机を丸くして楽しそうに喋りながら、お弁当を食べる女子を横目に入れる
・・・昔なんか思い出して何になる。
バックを持って教室を出る。
楽しそうに話す生徒たちの声が、やけに耳に残った
気づけばもう校門前で、少し驚いた。
あぁ!もうっ・・・!しっかりしろよ、ウチ!!
自分で決めた事じゃないか。
「あっ!佳乃ちゃん居た!!!」
後ろから、いかにも元気いっぱいですっ!って感じの声に名前を呼ばれた。
くるり、ふりかえ・・・・ったのがいけなかったのかも知れない。
だってそこには、屋上にいたあの5人が、バッチリウチを視界に入れてこっちに向かって歩いてくる。
赤髪の奴なんて、ブンブン手なんてふってくる
え、どういう状況かよくわからないんですけど・・・

