この子の言葉に全員眉を潜めた。
龍夜なんて、お前頭大丈夫か?みたいな視線を送ってる。
その気持ち、わからなくもねぇけど一応初対面だぞ。
・・・・この子誰だ、本当に。
何もんだ?炎神の奇襲の話、なんで知ってる?
しかもそんな情報、俺知らねぇぞ
「君その情報、どうしたの?」
「それは、言えませんよ」
そうニッコリ笑うその子に、寒気がした。
「君さぁ、もしかして、まさかの炎神の幹部の誰かの彼女~?」
成美がいつもと変わらない口調で、俺を含めここにいる全員が考えた可能性を口にした
俺たちでも知らなかった情報をそこまで把握してるってことは、そういうことも考えられる。
しかも、知ってる理由を言えないってなると・・・
その可能性はデカイ