その笑顔は、作ったものなのか、本物の笑顔なのかわからなっかた。




でも、ただ一つ。





俺、この子の笑顔、嫌いだ。





「お前、何しに来た」




咲羽の声が響く。



その声には、明らかに分かる程、怒りと苛立ちが含まれてた





大概の女の子は、この声にビビっちゃうんだけど。





この子、気づいてないのかな




咲羽の声の“色”に。




それとも、気づいてるけど、怖くない・・・とか?





「皆さんに忠告しに来たんですよ」





その声にすかさず、龍夜が声をはさむ。




その声にもきっちり返す、女の子




「炎神の皆さんが、今夜7時仕掛けるそうですよ。正面から下っ端が、裏から幹部が。」






・・・・・は?