栞が切なそうに、苦しそうに言葉をはく。




ごめんね、栞。





「じゃぁ、理事長室まで、一緒に行こ?」





栞、ホントは一緒に行きたいんだよね?



ウチの隣で戦おうと、してるんだよね・・・




でも、正統派の族とはいえ、関東NO1の族なんだ。




栞に何かあったら、嫌だよ。




これ以上、傷ついて欲しくない・・・





理事長室に無事栞を送り届けて、来た道を引き返す。




よかった、迷わなかったぁ~・・・





よーし、聞き込みから、始めようかなぁ~。




学校来てなかったら、困るし。




どこにいるかなんて、わからないし。





2-1の教室に入る。




おし、あの緑頭の子に聞こう