「あのなぁ龍・・・・!!!」
「相変わらずだねぇ~龍ちゃんは~」
湊都のお説教タイムが始まろうとしたとき、のらりくらりゆるりゆるり成美が入ってきた
「成美・・・」
私がこいつらと友達以上仲間未満の関係を始めることになってから、こうして会うのは久しぶりだった。
「成美じゃねぇか!おっせーんだよ来んの!!!」
「いや~、俺はマイペースが好きなんだよ~」
いつもと変わらずゆるい喋り方をしていつもと同じ制服の崩し方して
なんでもねぇよ、って言わずとも周りにそう伝えてる
こいつらの前では、防御線なんて引いてなかったくせに、自然に笑ってたくせに
今では、殻に戻ってしまっている
「成美、どうした」
それも、咲羽にはおみとうしみたいだけど。
「そういう咲羽もどーしたんだよー。自棄にねむそうじゃねぇか~?」
成美にもお見通しみたいだ。
最近、いつも以上に咲羽は眠そうにしている。
なんでだかはわからないけど、夜眠れてないんだと思う
「いつもと変わらねぇだろ」
「そ~か~?」

