これは非常にマズイ。





もう校舎が見える・・・。どうしよう・・・。





栞になんて言おう・・・・




「い゛・・・!」




まぁ、なんて声。誰が出したのかしら・・・・・







私か!!!!!!!!!



・・・・ってか痛い!!地味にひどく痛いんですけどっ!!!






栞への言い訳を考えながら歩いてたら、前に誰かいるのに気づかなかった。




顔を上げて前に居る人に視線を合わせる。




「・・・・・・」





私ね最近思うんだ。・・・・・・・





世の中不公平だ。




私の目の前にいた人は、女の私顔負けの綺麗に整った顔の男。





まさに中性的って感じ・・・?ムカつくほどに綺麗な顔。




瞳は茶色で髪も茶色。