「何でぇ?雷姫になればいいじゃーん。アイツ等にもそう言っちゃったわけだしさぁ」
いつもと、違う悠那の喋り方。
顔が、目がどこか冷たい。
口元だけに笑をのせてる。
「言っとくけどよ~、栞ちゃんは雷姫じゃねぇぞー?オメェに頼まれただけだしなぁ。倉庫にすら連れっててねぇよ」
私が、栞が雷姫だから雷姫になるのを拒んでると思ってるのか
「違う、栞は関係ないわ。私の意思よ」
なんて言われようが、雷龍に入ることは出来ない。
「なんでだ、なんで雷姫にならねぇ」
咲羽の問には答えずに微笑み返した。
「でも、仲間にはなれないけど・・・友達って、ことじゃダメかな」
仲間は、私にっとての仲間は居場所は、絆龍だけ。
「友達以上仲間未満みたいな、ダメかな?」
真剣に、真面目に本当に本当に、ちょー真面目に言った。
のに
「ぎゃはっははっはははは!!!!オメェ本当馬鹿なんじゃねぇ?頭の中一回調べてもらったほうがいいぞ!?」
「あははははっ!佳乃ちゃんって以外と馬鹿なんだ!?何その友達以上恋人未満みたいな発想!?」
「ははっ、佳乃ちゃんは本当面白い子だよなぁ」

