振り返れば、いつも隣に居てくれたと思う。
中学の時からずっと。
栞が泣いてる時はウチが傍に居て。
ウチが苦しい時は栞が隣に居てくれた。
そうやって、何年も乗り越えてきた。
“アソコ”を離れた時だって、“本当の自分”を封印した時だって隣でいつもみたいに笑っててくれた。
笑っちゃうほど、一緒にいた。
周りの人からも、『栞と佳乃はいつも一緒』だって思われてたし、言われた。
それが、すごく嬉しかった。
ケンカして、話すどころか目すら合わせない時もあった。
それは今でも後悔してる。
こうなることが分かっていれば、ケンカなんてしなかった。
少しでも一緒にいて、少しでも笑い合っていたかった。
“こうなること”が決められたのは、14の誕生日。
あの日のことは何があっても忘れない。絶対に。

