「佳乃ちゃんって、何者なんんだろーねー」
赤髪を器用にサイドで編み込んでいる悠依。
皆思ってることは一緒みてぇだな
あの何もかも諦めてるような瞳。
全てを覚悟したような声。
羽をおられた鳥のような、雰囲気。
まぁ、すっげぇ防御線引いてるからなぁ、向こうは。
何重にも重なった壁と、飛び越えられないほどの深く大きい一線。
目に見えないハズなのに、見えるような気がする。
今引っ張り出さなきゃ、もう2度と姿を見せない気がする。
昨日今日会ったばっかの女にこんなに興味を示すのは初めてだ。
俺を含め、ここに居る5人全員。
さぁ、何かが動き出す
seid:成美

